除湿剤の捨て方っていつも迷いませんか?
流してしまって排水管は大丈夫?とちょっと不安ですよね。
また、捨てる際は分別にうるさい地域でなくても環境を考え、捨て方を間違えないようにしたいものです。
とはいえ、除湿剤にはいろいろタイプがあるので捨て方はどうしたらいいのか、タイプ別に解説しましたので是非参考にしてください。
また、ずっと使えて捨てなくてもいい除湿剤もあるんです!
除湿剤はいつまで使えるのか交換時期についてこちらの記事で詳しく書きましたので是非参考にしてください。
除湿剤捨て方のポイント:使用後の形状で判断
除湿剤の捨て方は、使用後の形状で判断します。
使い始め | 使用後 | 物質 | |
タンクタイプ | 粉 | 液体 | 塩化カルシウム |
繰り返し使えるタイプ | 丸い粒・固形 | 丸い粒・固形(変化しない) | シリカゲル・炭 |
ゼリータイプ | 粒状 | 柔らかい固形 | 塩化カルシウム&保水剤 |
それぞれの捨て方を詳しく解説していきます。
除湿剤捨て方のポイント:未使用の捨て方は
何らかの事情で未使用の除湿剤を捨てる場合は、どれも燃えるゴミで大丈夫です。
容器がプラのものは分別の必要がある場合がありますので、自治体の指示に従ってくださいね。
除湿剤捨て方:タンクタイプは排水溝に流して大丈夫?
除湿剤は水が溜まったらどうしてる?
・庭に捨てる?
・排水溝に流す?
・水を新聞紙等に吸わせて
燃えるゴミに捨てる? pic.twitter.com/edBTzQ0k29— 栗木あゆみ (@8pyQhkfjUAgAKRb) December 6, 2018
タンクタイプは中身が液状に代わりますがそのまま排水溝に流して大丈夫です!
粉だったのが湿気を吸っていつのまにか液体状に変化していて驚きますよね。
今まで液体の正体を知らず排水溝に「大丈夫かなあ、詰まらないかなあ」と恐る恐る流していませんでしたか?
「排水溝に流して大丈夫」と知った時はすごくホッとしました。
しかし、中身は「塩化カルシウム」なので、排水管の錆の原因になることもあります。
排水管には水をいっしょに流しながら完全に処分しましょう。
タンクタイプの除湿剤の中身は「塩化カルシウム」です。
塩化カルシウムは空気中の水分に触れると化学反応を起こして溶け始め、最後には水のように液状になる性質を持っています。
塩化カルシウムは食品添加物にも使用されていて、自然環境中にも豊富に存在し、排水溝に流しても
環境への影響は少ないと考えられています。
除湿剤捨て方:トイレに流して大丈夫?
排水溝に流しても大丈夫な液体に変った除湿剤はトイレに流してもOKです。
もちろん、中身だけ流してくださいね。
除湿剤捨て方:ゼリー状は分別する?捨て方は?
ゼリー状の除湿剤の捨て方はもっと簡単、燃えるごみとして処分できる自治体と不燃ごみの自治体と別れます。
ご自身の自治体のボミの分別を確認してください。
中身はタンクタイプと同じ塩化カルシウムと、保水剤が含まれているため湿気を含んでも液状になりません。
間違えて倒してもこぼれることが無いですし、そのまま燃えるごみになるとは使いやすいですね。
除湿剤捨て方:水とりぞうさん捨て方はプラ?
水とりぞうさんをお使いの方、捨て方にお悩みの場合が多く目につきます。
使用後の水は排水溝などに流して大丈夫ですが、塩化カルシウムなので、沢山の水を流す必要があり、畑や花には上げないようにしましょう。
空き容器は自治体の分別に従って捨ててください。
燃えるごみとして出せたり、プラスチックごみとして分別が必要だったりします。
また、水とりぞうさんはどのくらい使えるのか、交換の目安はこちらの記事でわかります。
除湿剤 捨てるタイミングは?
「おとりかえ目安」まで水が溜まったら取り換えのタイミングですが、稀にそこまで水が溜まらない場合があります。
と悩みますが、その場合は中の白い薬剤の粒が無くなった時が捨てるタイミングです。

じゃあいつ捨てたらいいの?
その場合は中の白い薬剤の粒が無くなった時が捨てるタイミングです。
除湿剤捨て方:繰り返し使えるタイプ
除湿剤には繰り返し使える便利なタイプがあり、燃えるごみとして捨てることが可能です。
炭タイプや布団に挟んで使うシリカゲルのシートなど豊富です。
ただし、発火しやすい性質があるので、中身が完全にジェル状になってから捨てましょう。
繰り返して使え経済的ですし、捨て方も簡単で便利ですが、捨てる際に注意が必要ですね。
除湿剤を捨てるのは勿体ない!再利用方法とは
除湿剤は簡単に捨てることがはっきりしました。
しかし、除草剤として使えるなんて驚きです。
タンクタイプと繰り返し使えるタイプは除草剤として使えるんです。
タンクタイプの再利用方法
タンクタイプの除湿剤は、液状になったらそのまま巻くだけで除草剤になります。
除湿が終わるとたっぷり液体が溜まるので驚きますが、それを捨てずに使えるって嬉しいですよね。
毎回捨てるのに抵抗ありましたが、玄関付近に撒くだけで除草してくれるのでとってもラクチンです。
周りの水を吸収することで草の成長を止めるので、花や野菜の近くには撒かないほうがいいです。
便利ですが、一度撒くと植物が育ちにくい土壌となってしまう為、撒く場所は注意したほうがいいですね。
繰り返し使えるタイプの再利用方法
繰り返し使えるタイプの除湿剤も除草に使えますが、再利用前のひと手間がちょっと面倒です。
中身がシリカゲルの場合は再利用前に天日干しかフライパンで乾燥させなければいけません。
この際、手っ取り早く電子レンジを使いたくなりますが、電子レンジは均一に熱が入らずあまりお勧めできません。
乾燥させてから土に撒くことで、こちらも土の水を吸収して除草してくれるのですね。
捨てない除湿剤:炭の除湿剤は半永久的に使用可能
炭の除湿剤は半永久的に使用可能なので、捨てる必要はありません。
炭というとバーベキューの炭を思い浮かべますが、今では除湿用におしゃれでかわいく使いやすくなっているものもあるんです!
ただ、見た目が変化しないので本当に除湿効果があるのか不安に思う人もいます。
しかし、炭は除湿だけでなく消臭抗菌作用もあるので、除湿の効果を感じられれば半永久的に使えるのは魅力的ですよね。
そういえば、田舎のおばあちゃんの家には部屋の隅や下駄箱に炭がボロッと置いてあったなあ…
除湿剤を捨てる注意点
除湿剤は捨てられますが注意点をお伝えします。
- 自治体の指示に注意する
- 液体を捨てる際は手袋着用
- 除草剤として再利用の際は花や野菜にかけない
分別
除湿剤は燃えるゴミに出せると記載しましたが、自治体によって細かい決まりがあるところ(容器がプラの場合は分別するなど)は注意してください。
塩化カルシウムは危険!
塩化カルシウムは環境にほぼ害はありませんが、触れると皮膚がただれたり、吸い込むと頭痛などが起こる可能性があるようです。
捨てる際は必ず手袋をしたほうが安全です。
塩化カルシウムは雑草に効果的だが要注意!
塩化カルシウムは除草の効果があります。
しかし、雑草に効果があるからと一旦撒いてしまうと、ほかの植物が育ちにくい土壌になってしまったり、土にしみると排水管を錆びさせてしまうこともあります。
土に撒く場合はよく場所を考えてからにしましょう。
除湿剤をこぼしてしまったとき
水になっている除湿剤、うっかりこぼしてしまったらどうしたらいいでしょう!
床にこぼした場合
乾いた布や紙で拭き取り、その後塗れた布で拭くのが一番ですが、べたべたしてなかなか取れません。
根気よく拭き取るしかないので頑張ってください!
洋服にこぼした場合
クロゼットの中でうっかり洋服にこぼしてしまった場合、悲しいです。
手洗い可能な衣類の場合は、水洗いでべたべたした液体を落とします。
何度か水を替えれば薄くなってくるので、その後洗濯機に入れましょう。
手洗い不可の場合はクリーニング店にお任せします。
その際、通常のクリーニングでは落ちず染み抜きとなりますので、「塩化カルシウムをつけた」ことを伝えましょう。
まとめ
除湿剤の捨て方をご説明しました。
- 使用後の液体は水とともに排水管に流す
- ゼリーやシリカゲルは燃えるごみ
- 炭タイプは捨てず半永久的に使える
- 除草剤として使う際は撒く場所をよく考える
容器はプラゴミですが、中身は可燃ごみだったり、排水溝に流してしまえたり、除草剤として再利用できたり。
捨て方がはっきりわかれば安心して利用することができますね。